『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』第1話の小ネタを紹介します。ガンダムネタからほか作品のオマージュなど、多彩にわたるので分かる範囲でメモ程度にまとめてあります。
黒潮建設
冒頭で宇宙空間で戦うザク2機。黄色の作業用ザク?の方には「黒潮建設」の文字があります。
この黒潮建設は庵野監督や株式会社カラーが携わっている作品にひっそりと登場する企業としてアニメファンの間では有名です。
黒潮グループが登場する作品
- 新世紀エヴァンゲリオン(黒潮と名前がつくグループ企業が多数登場)
- シン・ウルトラマン(建設解体の企業名)
- シン・ゴジラ(劇中の広告等。血液凝固剤の製薬会社として公式資料集に登場。)
ちなみに元ネタは『空飛ぶゆうれい船』というアニメに登場する黒潮コンツェルンと考察されています。この作品は石ノ森章太郎さんの作品を題材にしたアニメで、庵野監督が称賛していることでも有名です。
エヴァのミサトが飲んでいるボアビールもこの作品に登場するボアジュースが元ネタと言われています。

シャリア・ブル
『機動戦士ガンダム』に登場するキャラクター。第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」に登場。木星帰りのニュータイプとしてジオン軍に所属し、MAブラウ・ブロでアムロのガンダムと対峙。
オールレンジ攻撃によってアムロと交戦し、ビームを回避するガンダムを見て「彼こそが真のニュータイプ」と確信。しかし、アムロによってMAの場所を特定、撃破され死亡してしまいます。
ちなみにこの時のガンダムはアムロの反応速度についてこれず、オーバーヒートを起こしています。これにより、マグネット・コーティングという駆動系の摩擦を減らす技術をガンダムに施すのですが…。
シャリア・ブルがシャアとの友人関係というのは、小説版ガンダムからの設定だと思われます。
タイトルの「赤いガンダム」
赤いガンダムはシャアやシュウジがのるMSの名称です。
機動戦士Zガンダムの「黒いガンダム」が元ネタかと思われます。
シャアが乗る赤いガンダム
実はシャアが乗る赤いガンダムというのは以前から設定では存在しました。
それがゲーム『ギレンの野望』に登場するキャスバル専用ガンダムです。
外見は通常のRX-78-2ガンダムとそっくりですが、カラーリングやシールドなどの連邦のマークが取り外されています。
開発経緯は「シャアがニュータイプのための組織(ネオ・ジオン)をもっと早く立ち上げていた世界」のIF設定です。
なお、ご存じない方も多いのですが、シャア・アズナブルは偽名であり、本当の名前はキャスバル・レム・ダイクンです。
マチュとニャアンの出会い
マチュとニャアンは改札で偶然出会うのですが、元ネタとファンから言われているのが「機動戦士Zガンダム」の主人公カミーユ・ビダンと、ティターンズのパイロットジェリド・メサとの出会いです。
ジェリドはカミーユが女の名前かと思ったとつぶやきますが、カミーユはこれに激怒しジェリドを殴ります。後にエウーゴに所属するカミーユはジェリドと何度も戦うことになります。
画面がひび割れるマチュのスマホ
画面に日々が入ってもスマホを使うマチュ。
偶然かわかりませんが、「フリクリ オルタナ」の主人公河本カナも1話冒頭からヒビ割れたスマホを使っています。
ジオンのデバイス
形的に「機動戦士ガンダム」のテム・レイがガンダムの強化のためにアムロに渡そうとした機械と思われます。
ジオニック(ZEONIC)
デバイスにかかれていた会社名はジオニック。
サイド3に本社を置く軍需複合メーカーで、ザクなどを開発した企業として有名。
ニャアンの追跡
デバイスをスマホで追跡するニャアンですが、OBJ190211と書かれています。実は、先程マチュが拾ったデバイスをよく見ると、バーコードの左端の黒丸にQRのようなコードで「HN-190211」の表示があるのが分かります。
また、赤く点滅していることから、エアタグのようなものなのでしょう。
赤いガンダムのビット
シルエットは「機動戦士ガンダム」に登場するMAエルメスのビットの形になっています。
アンキー役の声優 伊瀬茉莉也さん
マチュたちが所属するクラン、ポメラニアンズのリーダーでジャンク屋の社長のアンキー。
声優の伊瀬茉莉也さんは「機動戦士ガンダムUC」の、ロニ・ガーベイ役登場しています。
ハロとタマキ・ユズリハ役の声優 釘宮理恵さん
マチュをサポートするハロと母親役の釘宮理恵さん。
過去に「機動戦士ガンダム00」でネーナ・トリニティやミーナ・カーマイン役で登場しています。
ネーナはMSパイロットとして登場し、コックピットにハロを持ち込んでいたり、髪の色など同じ点が見受けられます。
ジークアクスを奪うマチュ
偶然発見したジークアクスを見てハロとともにコックピットに乗るマチュ。
過去作を見ても、正規パイロットよりもガンダムは奪われる確率が高いですね。

EDの地球儀
EDで部屋でくつろぐマチュとニャアン。
後ろの地球儀を見ると、オーストラリアが欠けています。
これは正史でもあったコロニー落とし(ブリティッシュ作戦)が行われていたと考えられます。
