『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』第2話の小ネタを紹介します。ガンダムネタからほか作品のオマージュなど、多彩にわたるので分かる範囲でメモ感覚でまとめてあります。
OPの赤いガンダム
OPで流れる米津玄師さんの『Plasma』いいですよね!
映像ではジークアクスと赤いガンダムの映像が流れます。
この時に敵のミサイルをシールドで防ぎ、爆炎から現れる赤いガンダムがうつります。
Zガンダムのオマージュ?
おそらくですが、このシーンは『機動戦士Zガンダム』のOPのオマージュではないかと思われます。
Zガンダムでは主人公カミーユの乗るガンダムマークIIが同じ動きをします。
頭部バルカンでの迎撃、ミサイルを防いで壊れるシールドはそのままですね。
別作品にも
『機動戦士ガンダムSEED』のOPでも主人公機のストライクが同じ動きをしていますので、気になる方はチェックしてみてください。
ちなみにこちらの世界ではフェイズシフト装甲という技術で、実体剣やマシンガンやミサイルといった物理攻撃が無効化できます。
2話の内容(オマージュ)
結論から先に書くと、2話は『機動戦士ガンダム』の1話目そのままです。ジオン軍がコロニー内に潜入、連邦施設を破壊しようとし、避難中のアムロは偶然ガンダムを発見し、そのまま搭乗。
ジオンのザクを撃破し、そのままホワイトベースとともに戦地を回っていきます。
BGMに関しても同様ですので、ここもチェックしてみてください。
時代や場所の白文字テロップ
年代や場所のテロップが白文字で表示されますが、おそらくガイナックスの作品『トップをねらえ!』のオマージュではないかと思います。
ガンダム奪取の前半
前半は過去の出来事の振り返りになります。劇場版ビギニングではこちらからスタートしたみたいですね。
コロニーに潜入するシャア
コロニー内へと潜入するジオン軍。
その中にはシャアもいますが、これは正史とは異なる点ですね。
ジーン
本来コロニー内に潜入する予定だったジオン兵。彼のザクが不調になった為、代わりにシャアが潜入することから、ジークアクスの世界は正史と大きく異なった話になります。
正史では手柄を焦って軍施設を攻撃し、アムロのガンダムと戦闘するも戦死。
このことにより、『大戦犯はジーン』という不名誉なあだ名がついてしまった。
デニム
デニムと同じく正史にてサイド7に潜入したジオンの兵士。
ジーンを撃破したガンダムに襲いかかるも、返り討ちにあい戦死してしまう。
こちらではガンキャノンと交戦し、被弾するもシャアの活躍により生存する。
※被弾しつつも、何気にビームキャノンを避けるという神業を見せている。
スレンダー
同じくサイド7に潜入したジオンのパイロット。
正史では上記2名を失うも、母艦に帰還しシャアへ報告。
シャアとともにガンダムに攻撃をしかけるが、ビームライフルが直撃して戦死。
今回も見張り役だが、シャアがガンダムを奪ったのでビームライフルの餌食にはならなかった。
タイトル「白いガンダム」
1話の赤いガンダム同様、『機動戦士Zガンダム』のタイトル「黒いガンダム」かと思われます。
ふたつ合わせと紅白ですが…。
RX-78-02(ガンダム)
シャアに奪われるRX-78-02、ガンダム。
ファンから散々ネタにされていましたが、ガンダム世界において2号機が奪われるのはもはや定番だったりします。

ガンタンク
活躍する暇もなく撃破されてしまったガンタンク。レールガンを装備しているのが大きくことなりますが、後に作業用の民間向けガンタンクが登場しています。
ちなみによく見ると3機あるのが確認できるため、この世界では設定どおり、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクはそれぞれ3機体(計9機)あった可能性が高いと思われます。
ガンキャノン
ガンダムの代わりにジオンを迎撃するガンキャノン。
本家との違いはアンテナが無いこと、背部のキャノン砲がビームキャノンになっていることです。
また、頭部ゴーグルの奥には四つ目がありますが、おそらく『新世紀エヴァンゲリオン』の弐号機のオマージュ要素ではないかと思います。
テム・レイ
シャアが操縦するガンダムを見て困惑するメガネをかけた技師長がテム・レイです。
アムロの父親で、ガンダムの設計やV作戦の立案者。
ガンダムvsガンキャノン
シャアはガンキャノンと交戦。迂闊に撃破するとMSの爆発により、コロニーに被害が出るので、コックピットをビームサーベルで狙います。
こちらは『機動戦士ガンダム』にて、ガンダムに襲いかかるデニムのザクのシーンのオマージュです。
パオロ・カシアス
正史におけるホワイトベースの初代艦長です。正史ではコロニー内の戦闘で重症をおい、ルナツーに戦艦を逃がしますが、傷により戦死してしまいます。この後に数々のガンダムパイロットと関わることになるブライトがホワイトベース艦長になります。
軍人としての責務や、アムロなどの民間人に戦艦を任せるなど、非常に受難な発想の持ち主でした。
アイキャッチ
アイキャッチもBGMも初代そのままです。
ソドン
シャアがガンダムと同時に奪取した戦艦。強襲揚陸艦『ペガサス』という名前で、シャアは木馬と読んでいました。
どうみても正史のホワイトベースですね。
01ガンダム
シャアの乗ったガンダムとペガサスの迎撃に出てきたガンダム。鹵獲したザクとともに出撃します。黒と赤のカラーとガンキャノンの頭部が特徴で、バズーカを持って登場しました。
正史におけるガンダムを攻撃するシャアとスレンダーと同じ構図ですね。
ガンダムファンの方はピンときたのではないでしょうか?
こちらは模型や雑誌などでアニメ本編には登場しない機体の企画、『MSV』に登場するプロトタイプガンダムのオマージュとなっています。
前述したガンタンクの数がヒントになっていますね。
設定ではRX-78号機は9号機まで存在し、サイド7には1号機(プロトタイプガンダム)、2号機(アムロののるガンダム)、3号機(2号機の予備パーツ、小説ではG3ガンダム)の3機体あったと言われています。
ビームライフルの威力に驚くシャア
ガンダムのビームライフルで敵のザクを狙うシャア。その威力に驚いてしまいます。
正史におけるスレンダー撃破のオマージュですね。
見せて貰おうかこのMSの性能とやらを
正史におけるガンダムと対峙したシャアのセリフ。
「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを!」
頭部バルカンと体のひねり
シャアはガンダムの頭部を180度回転させ、頭を01ガンダムに向けたまま体を反転させるという動作を見せます。
ガンダムが兵器であり、人間と同じ関節では無いと認識させられましたね。
オマージュとは言い難いですが、「機動戦士ガンダムF91」や「機動戦士ガンダムAGE」ではビームサーベルを持った手首を回転させるという人間とは異なる動きがあります。
バズーカの投擲
弾切れしたバズーカを投げつける01ガンダム。
このバズーカを敵に投げる動きは「機動戦士ガンダム」でシャアと対峙したアムロの動きそのままです。
パイロットはニュータイプ?
ビームを避けたり、弾切れした武器の投擲、MSへの攻撃へと見せかけて戦艦への攻撃など、数々の動作から01ガンダムのパイロットはニュータイプではないかと言われていました。
シャアのキック
01ガンダムの接近戦を見抜き、タックルするシャア。体制を立て直した01 ガンダムの懐へ接近し、キックをお見舞いします。
これは有名なワンシーンですね。
ちなみに、「機動戦士ガンダムUC」にて、フル・フロンタルの乗るシナンジュが主人公バナージのユニコーンガンダムにまったく同じことをしています。

ガンダム奪取後
舞台はサイド7から時間がたった場面です。
宇宙要塞ソロモン
ジオンのサイド3を守る要の要塞。ドズル・ザビが指揮をとり、正史ではビグザムで殿をつとめ、部下を脱出させてガンダムとの戦闘で戦死します。
ドズルの娘は「機動戦士ZZガンダム」や「機動戦士ガンダムUC」に登場するミネバ・ザビ。
また、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するアナベル・ガトーはソロモンで多数のMSや戦艦8隻などを沈めたことから「ソロモンの悪夢」と呼ばれる。
マリガン
シャアの副官のジオン兵。正史ではシャアとララア、アムロの戦闘時にホワイトベースによって乗艦のザンジバルを撃破され戦死。
ガルマ・ザビ
ザビ家の末弟にして、シャアとは士官学校からの付き合い。シャアはザビ家への復讐の為に接近しますが、一方で友人としての関係性もありました。
正史ではシャアの口車にのってしまい、乗艦のガウはホワイトベースからの総攻撃を受けます。この時にシャアの裏切りに気が付きます。ホワイトベースを道連れに特攻しますが、交わされ戦死。
ジークアクス世界ではどうやら早い段階で軍を抜けているようですので、ファンからは婚約者のイセリナと駆け落ちしたのではないかと予想されています。
月面グラナダ
月の裏側にある月面都市。キリシアによってジオン本土を守る重要拠点となっており、数々の兵器の試験場にもなっています。
フラナガン博士
ジオン軍のニュータイプ研究所の長。正史ではフラナガン博士によってララアやシャリア・ブルなどのニュータイプを研究対象とし、サイコミュという装置が完成します。
ジークアクスの世界ではシャアにニュータイプの可能性を見出し、ガンダムにサイコミュを搭載します。
また、フラナガンスクールなる組織が結成され、エグザべ・オリベの出身になっています。
シャリアとシャア
シャアと友人関係とも言えるシャリア。
TV版ではそのシーンは有りませんが、この関係性は小説版にあった設定を謎っていると思われます。
重モビルアーマーの量産
シャリアが語っていた重MAはビグ・ザムだと思われます。
ドズルも、ビグ・ザムの量産を望んていましたからね。
後述するルナツー攻略でビグ・ザムの量産化が決定的になりました。
ソーラレイ
スペースコロニーを使った巨大なレーザー砲。正史では和平交渉に赴いたデギン・ソド・ザビと連邦のレビルを殲滅するためにギレンが使用。
サイコミュ
脳波増幅器。ニュータイプが持つ脳波を検知し、パイロットの思考をMSやMAに伝達。これにより火器管制や操縦に反映させています。
これによりビットやファンネルといった兵器が運用できますが、一方でニュータイプや強化人間といった特殊なパイロットでないと運用できません。
アルファサイコミュ
赤いガンダムに搭載されたサイコミュ。
コックピットの後ろの装置はララアのエルメスと似ていますね。
シャリアのリックドム
赤いガンダムとともに出撃するシャリア。
MSはブラウ・ブロではなくリックドムですが、これも小説からの設定だと思います。
ルナツー
名前通り「第二の月」の意味をもつ連邦軍の宇宙要塞。正史ではサイド7から脱出したホワイトベースがここを目指して移動。戦争末期には量産MSの製造を行っている。
こちらではジオン軍の総力で攻略されていまう。
マ・クベ
キシリア配下のジオン軍大佐。政治的な駆け引きや計算高い性格で、地球では兵士への補給を切ったり、見捨てようとするなど冷酷な部分があります。
一方でギャンにのってアムロのガンダムと一騎打ちをするも敗北し、戦死してしまいます。
副官ウラガンに向けたセリフは「あの壺をキシリア様に届けてくれよ…あれはいいものだ」」はあまりにも有名。
グラナダへのソロモン落とし
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」における地球へ小惑星アクシズを落とすことのオマージュですね。
ゼクノヴァ
同じく「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」でνガンダムが地球へ落下する小惑星アクシズを押し返したシーンのオマージュ。これによりアムロとシャアは行方不明になっています(軍の公式記録では死亡あつかい)。
後に謎の光によっておこったこの奇跡をアクシズショックと呼ばれるようになりました。
